やっと、スタッドレスタイヤを外しました。
桜が咲き始めましたね。これから1週間が一番綺麗な時です。
日本人独特の感性を楽しみたいと思います。
先週末は、Gカンパニー社長にお声掛けいただき、東京で「じほう調剤報酬改定セミナー」に参加してきました。2月、3月とさまざまなセミナーに参加しましたが、このセミナーは今回の調剤報酬改定を担当した厚生労働省保険局医療課薬剤管理官のお話が聞けるということで、どんな想いで今回の改定を行ったのか興味深く聞かせていただき、よく理解することができました。
話の中でも特に印象に残ったのは、後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進についてです。国の目標としては、後発医薬品の数量シェアは全医薬品の60%。
これまで弊社では、後発医薬品を希望される患者さんに対してのみ、後発医薬品変更調剤を行っていました。
なぜ後発医薬品の使用促進に対して積極的になれなかったかと言いますと、数年前まで、後発医薬品は今のような「ジェネリック医薬品」という呼ばれ方ではなく、先発医薬品の特許権が消滅すると後発医薬品がゾロゾロ出てくることから、「ゾロ」「ゾロ品」「ゾロ薬」と呼ばれていました。
流通ルートも先発医薬品と異なっており、先発医薬品を取り扱っている卸からは購入できませんでした。
いわゆる「ゾロ卸」から購入しなければならなかったわけです。残念ながら二流品というイメージでした。
このような経緯から医療関係者は、後発医薬品を避けてきたわけです。
2年前から後発医薬品の使用促進に国策としてより一層力が入ってきました。
この2年間で時代の流れは大きく変わりました。多くの先発医薬品メーカーが後発医薬品を製造し始め、流通ルートも改善されました。先発医薬品メーカーが後発医薬品を製造することによって、後発医薬品の信頼度が大きく上がり、患者さん、Dr.の反応も大きく変わってきました。
このような時代になると、後発医薬品に変更可能な処方せんであるにもかかわらず、変更可能である旨を患者さんに説明せずに先発医薬品を調剤する薬局は、患者さんにとって「不親切な薬局」であり、厚労省から見ると「努力不足な薬局」という認識になってしまわざるを得えません。
このことは、これまで地域の患者さんのために全力を注いできた弊社にとって屈辱的なことです。
2年前までは、後発医薬品の信頼が薄かったため、患者さんに積極的に後発医薬品をお勧めしませんでしたが、今後は、患者さんのために薬剤師が安心、安全を確認した確かな製剤を選んで提供させていただきたいと思います。
今回のセミナーは、20年前には全く考えることができなかった時代の流れを大きく感じることができました。
この業界は、まだまだ大きく変化していくことでしょう。
時代の流れに身を任せることなく(笑)、そのための準備は確実にやっておきます。
頑張ります!!

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ようやく春の息吹が感じられる季節になりました。
しかし、今シーズン爆発的に流行しなかったインフルエンザが未だに発症しています。注意してくださいね。
3月16日は、東京でclassA「感性経営塾」に参加してきました。今回は「コミュニティデザイン」について勉強してきました。講師は、東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科長の山崎亮氏でした。
「コミュニティデザイン」ってなかなか耳慣れない言葉ですが、簡単にいうならば、コミュニティを元気づける!ということです。
これが、薬局経営とどう結びつくのかと言いますと、薬局は地域に密着した仕事であり、地域の皆さんのコミュ二ティヘルス空間を創って、医療にかかわらなくても来れる薬局であることが、これからの薬局の新たな価値を見出すということです。印象に残ったのは、民間企業が公共性を持つこと、まちづくりに貢献していくことが重要と言われたことです。
私は、30代の間は、青年会議所でまちづくり活動に励んでいました。少なからず、この経験は現在のビジネスに活きているのですが、この話を聞いて、青年会議所の活動とビジネスが結びついたと感じることができた瞬間でした。
3月19日は、広島でclassAベーシックセミナーが開催され、参加してきました。
classAの橋本薫会長は、いつも我々の業界にない切り口で、薬局経営に多くのヒントを与えてくれます。
今回も抜群のセンスのプレゼンで多くの気づきをいただきました。
「健康産業の中心は薬局にある」「地域社会に深い満足感を与えられる薬局」「患者さんは元気になったら、薬局に来なくなる。患者さんで終わらせず、病気以外の時も健康面で地域の皆さんを支えるセルフメディケーションに新たな価値を見出していこう。ライフスタイル(明日の素晴らしさ)の提案をすることによって、患者さんが顧客になり、生涯顧客化を目指すべき」
「かかりつけ薬局ではなくて、お気に入りの薬局 My Favorite Pharmacy になろう!」
「薬剤師の未来価値は、薬局での活動にプラスして街中での活動、Smart Pharnacist」
「保険薬局の日本一の大きさに価値はない。地域密着度№1であるべき」
なんだか、備忘録のようになってしまいましたが、目から鱗のセミナーでした。最後に1つ、会社のブランディングに最も必要なものは、社会的使命の表明「私は社会に何をしたいのか?」これをコーポレートメッセージとして発信すること。じっくり考えてみたいと思います。
セミナー終了後は、お疲れのところを無理を言って、同業同志のGカンパニー社長、U薬局社長とともに橋本会長と会食させていただきました。大変刺激的なひとときでした。
五十嵐社長、エバルスの皆さまにもお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
明日は、再度上京し、3月最後のセミナーを受けてきます。
よく学び、よく遊び、たくさんの感動体験をすることによって、感性を磨き、いつもと違う道を歩きながら、新たな価値を創っていきたいと思います。
頑張ります!!

3月11日は、忘れもしない3年前に東日本大震災が起きた日です。
遠い広島からですが、亡くなられた皆さまのご冥福を心よりお祈りいたします。
また、被災された皆さまの1日も早い物心両面の復興を心よりお祈りいたします。
日曜日にテレビで、宮城県の蒲鉾製造会社の特集を見ました。
震災で工場は流され、絶望の淵に立たされながらも、あきらめずに工場を建て直し、事業を復活された社長ご夫婦の姿に同じ経営者として涙が止まりませんでした。震災前は、従業員8名程度の会社が現在は40名と事業も拡大されているそうです。
家業は継がないと言っていた息子さんが、ご両親の頑張っている姿を見て、大学卒業後、この会社に帰って来られたそうです。想像もつかないような苦労、挫折、絶望感の中、あきらめない経営で会社を再建された社長ご夫婦、家業を継がれる決心をされたご子息に心から敬意を表したいと思います。
話は変わりますが、3月5日に平成26年度診療報酬改定が発表されました。
ほぼ予想通りの改定でしたが、私見を言わせていただくと、お薬手帳と訪問薬剤管理指導に関しては、国の目指している方向と逆行する理不尽さを感じざるを得ない改定となりました(怒)
それから、医薬品卸から購入する際の納入価格未妥結・仮納入に関して、妥結率の低い保険薬局、医療機関に対して、診療報酬でペナルティーを与えるのは、如何なものでしょうか。確かに未妥結のまま、決算を迎えることはよくないことですが、いささか、監督官庁が違うような気がするのは私だけでしょうか。
今さら言ったところでどうにもなりませんが、一度、声に出しておこうと思います(笑)
診療報酬改定は2年に1回改定されますが、今回の改定を踏まえ、2年後、4年後の業界の流れを予測しながら、あきらめない経営を貫いていきたいと思います。
4月12日(土)に東日本大震災復興支援プロジェクト第3弾「大和チャリティコンサート」が呉市文化ホールで開催されます。このコンサートは呉の有志の方が立ち上げたコンサートです。
出演者は、高橋ジョージ、石井明美、大澤誉志幸、BOROの他多くのアーティストです。
小松薬局本店(← click)にて、チケットを販売しております。
他の店舗でも取次ぎいたしますので、お気軽にスタッフにお声掛けください。
がんばろう日本!!
