ワールドカップサッカー、日本代表は残念でしたね~(涙)
残念ながら、4年間積み上げてきた戦術が世界に通用しなかったという結果になってしまいました。
選手の皆さんは、重圧の中よく頑張られました!お疲れさまでした!
次回のワールドカップまでに今度はどんな戦術のサッカーを取り入れるのか、4年後が楽しみです。
すでに発売されましたが、先日、タウン誌「くれえばん」の取材を受けました。
記者の方が率直に感じる薬局への疑問をベースに我々の業界のわかりにくさを時間をかけて理解していただき、私自身の想い、弊社の取り組みについて取材していただきました。呉地域の皆さんには是非とも読んでいただければと思います。記事につきましては、7月にホームページを更新した際にアップする予定です。
私のインタビュー記事の中で「健康コンシェルジュ」という言葉が出てきますが、これについて、掲載しきれなかった私の想いを書いてみたいと思います。
ありきたりですが、薬局は地域に密着したものでなければなりません。
コンビニエンスストアが半径500m圏内にあるのとないのでは、ライフスタイルが大きく変わります。それほどコンビニは地域の皆さんの日常生活に大きく貢献しているのです。
全国のコンビニの店舗数は5万軒、薬局は5万5千軒とコンビニよりも多いにもかかわらず、薬局はコンビニほど重宝されていません。
薬局が地域に対して貢献できることは何か?それは、地域の皆さんの「健康」を支えることに他ならない。
旅行等でホテルに宿泊された時、コンシェルジュを利用されたことがありますか?
知らない土地へ行くと食事、娯楽、交通手段等をガイドブック見て調べたりしますが、すべてに満足を得るのはなかなか難しいですよね。
そんな時にコンシェルジュに相談すると、食事であればオススメのレストランを紹介してくれて予約を取ってくれます。娯楽であれば、オススメで最寄りの施設、そこまでの交通手段等を教えてくれます。
このように宿泊者のホテルライフを充実させてくれるわけです。
私はこのコンシェルジュの役割を「健康」という側面で地域の皆さんに貢献していきたいと考えています。
その方の病状に応じて、一般用医薬品を選ぶことはさることながら、単なる受診勧告をするだけではなく、受診すべき最寄りの診療所を紹介し、場合によっては電話で患者さんを紹介する。
また、介護で悩んでいる方に介護施設やサービス付き高齢者住宅を紹介する。
処方せん調剤の場合は、服用方法やジェネリック医薬品のコンサルティングをする。
このような地域の皆さんの健康生活、療養生活に関する「窓口」としての役割、医療と介護の橋渡しの役割を担っていきたいと考えています。
薬局に「健康コンシェルジュ」の役割ができることを多くの方に知っていただき、もっと気軽にもっと便利に薬局を使っていただきたいと思っています。
このような役割を通して、地域の皆さんが生活していく上でなくてはならない場所になりたいと思っています。頑張ります!!

スポンサーサイト
蒸し暑い日が続きますね~
ここのところ、カープも6連敗。これまでの勢いはどこへ行ったんでしょう??(涙)
なんとか立ち直って、シーズン終了後に今の時期が一番辛かったとなればいいんですけどね~
連日、ノバルティスファーマの高血圧治療剤「ディオバン」のデータ改竄事件がメデイアを賑わせています。
元社員の方が薬事法違反の疑いで逮捕され、ノバルティスファーマ本社にも家宅捜査が入っています。
私はこの事件に2点、違和感を感じています。
①元社員が逮捕されたが、当時の経営陣の経営責任は問われないのか?
②なぜ、いまだに「ディオバン」が販売され続けているのか?
①に関しては、元社員は当時、部長職を務めていた。会社役員ではありません。
「ディオバン」の宣伝広告に用いるために、K大学で実施した医師主導臨床研究のデータを改竄し、「薬が脳卒中の予防に効果がある」との結果を論文に記載させた薬事法違反(誇大広告)疑いで逮捕された。
真偽はどうあれ、「ディオバン」をもっと売れるようにするための行動です。もっと言うなら、会社のために行動していたわけです。
となると、会社の管理責任が問われるはずです。会社の責任は、当時の社長をはじめとする経営陣がとるべきなのではないでしょうか。会社のものを横領したわけでもないのに、元社員1人に責任を負わせることにいささか違和感を感じてしまいます。
②に関しては、「ディオバン」自体は臨床試験データに改竄はあったものの、発売後、重篤な副作用事例はありません。今のところ、安全性は担保されています。だからと言って、販売し続けるのは如何なものでしょうか?安全性は担保されているもののルール違反をしたわけだから、販売中止にすべきではないでしょうか。
私たちは、患者さんに薬を渡す最前線にいるわけで、説明を求められても説明のしようがありません。
患者さん「この薬、不正があったみたいだけど、大丈夫なの?」
薬剤師 「これまで服用されてきて、何か困ったことがありましたか?」
患者さん「特にないよ。血圧も安定しているし。ただ、あんな事件があったから今後不安だし、気持ち悪い。」
薬剤師 「わかりました。処方元の先生に相談してみます。」
~Dr.に問い合わせ~
薬剤師 「先生と相談した結果、別の種類のお薬に代わることになりました。このお薬で様子をみてください。」
患者さんとの会話はこんな顛末になってしまいます。要するに患者さんに無駄な心配をさせてしまっているわけです。
「ディオバン」を販売し続ける理由がわからない。安全性が担保されていればそれでよいのか。企業モラルは問われないのか。
こんな事態にもかかわらず、来週、「ディオバン」のジェネリック(後発医薬品)「バルサルタン」が発売されます。「ディオバン」という名前が「バルサルタン」に変われば喉元過ぎてしまうのか。。。
とても違和感を感じるのは私だけでしょうか。
皆さんは如何思われますか?
可愛そうなのは、不祥事がメディアに取り上げられるたびにお詫びに来るノバルティスファーマのMR(営業)です。彼は、かれこれ、1年近く頭を下げ続けているのでないだろうか。なんとも不憫でならない。
精神的なバランスを崩さないといいのですが。。。
この事件、違和感の残らない決着を早くつけていただきたいですね。

2年ぶりにスマートフォンを買い替えました!
2年も使うと、いちいちフリーズして使いものになりません。
新しいスマホは当然のことながら、サクサク快適に動いています。気持ちいいですね~
例年この時期は、リクルート活動に奔走しているのですが、今年は学生の就職活動の動きが鈍く、大学や学生に聞いたところ、現6年生は、今年の国家試験の結果を受けて、かなりビビッてしまっているようで、勉強ばっかりしていて、就職活動はまるでしていないそうです。
いつ動き出すのかわからない状況です。困りました。。。。
現在、弊社に実習に来ている5年生に就職に関して色々と質問してみたところ、奨学金を返済しなければならないので、なるべく給与の高いところであったり、奨学金の返済を支援してくれるところを選びたいとのことでした。(なるほど~)
奨学金と言えば、成績が優秀なんだけど家庭の事情により修学できない。
こんな優秀な学生を対象に学費を給付する。こんなイメージを持っていましたが、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)のホームページで調べたところ、下記のように書いてありました。
「奨学金は、学生が自立して学ぶことを支援するために、学生本人に貸与し、卒業後、学生本人が返還していくものです。このことを理解し、有効かつ計画的に利用しましょう。」
奨学金は、「第一種奨学金(無利息)」と「第二種奨学金(利息付)」の2種類があり、選考基準は、第一種は、「特に優れた学生及び生徒で経済的理由により著しく修学困難な者に貸与します。」第二種は、「第一種奨学金よりゆるやかな基準によって選考された者に貸与します。」こんな感じです。
要するに貸与ということは、学生ローン(借金)みたいなものですね。
今の時代、大学生の2人に1人の学生が奨学金を借りているそうです。
私立の薬学部は、1年間の学費がだいたい200万円ぐらいなので、6年間で1200万円になります。
私が大学生のころの学費から随分高くなりました。
この20年間の景気動向を鑑みると、奨学金を借りなければならない状況は理解できます。
私がこれまで関わった薬学生の3分の2の学生が、奨学金を借りていました。
借りている金額は400万~1200万円。結構大きな金額です。この金額を卒業後20年かけて返済していくわけです。ちょっと心配なのは、彼らが卒業後のライフプランが立っているかどうかです。
400万円借りている場合は、1ヶ月の返済が¥17,000~¥18,000
800万円借りている場合は、1ヶ月の返済が¥33,000~¥35,000
1200万円借りている場合は、1ヶ月の返済が¥50,000~¥51,500
弊社の初任給でシミュレーションすると、月給30万円(基本給25万円+薬剤師手当5万円)
社会保険料等で5万円近く引かれますから、手取りは25万円程度。
家賃が5万円とすると、残りは20万円。この金額から返済していくことになります。
400万円借りている場合の生活費は、¥200,000-¥17,000=¥183,000
800万円借りている場合の生活費は、¥200,000-¥33,000=¥167,000
1200万円借りている場合の生活費は、¥200,000-¥50,000=¥150,000
400万円の場合は、全く問題ないでしょう。
800万円の場合も少しぐらいの貯金ができるでしょう。
1200万円の場合は、生活していくことはできますね。ただ、贅沢はできません。
因みに20数年前に私が東京で就職した時は、初任給25万円だったので、手取りが20万円、家賃7万円だったので、13万円で生活していました。貯金は全然できませんでしたが、それなりに生活していました。
奨学金は、自己実現のために自分に投資した借金です。
自分で借りたものは、自分で返していくべきです。
最初は、奨学金を借りていない同期と手取りの違いはありますが、それは、仕事で地道に実績を積み上げて昇給に繋げていけばいいことです。
自分の近い将来のライフプランを立て、最低限必要な収入が得られ、自己実現を叶えられる職場を見つけるためにも就職活動はじっくり行った方がいいのではないでしょうか。
就職先が決まったら、そこで働く自分を実現するために国家試験の勉強に励む!
この方が自然じゃないかと思います。
薬剤師の売り手市場に溺れていると、あとで後悔するかもしれませんよ!
世の中そんなに甘くないですからね。
