真夏のスポーツ熱中症対策!!
暑中お見舞い申し上げます。
梅雨が明けてから、暑すぎる日が続いていますね~
こんな時は、鰻を食べて元気をつけたいところですが、高くなったので気軽に食卓に並ばなくなりました。
日本人は1000年も前から、鰻を食べて元気をつけていたようです。
また、気軽に鰻が食べれる日が来るといいのですが。。。
この暑すぎる日々に私の周りにいる人が何人も熱中症になっています。
1人は、高校野球をやっている長男、もう1人は同級生のゴルフ仲間です。
2人とも熱中症になったからと言って、今後、炎天下で野球やゴルフをやめるわけにもいかず、私自身のためにもスポーツ時の熱中症について調べてみました。
スポーツ時の熱中症は10代の部活動で多く見られます。熱中症にかかりやすいスポーツベスト5は、
1位 野球 2位 ラグビー 3位 柔道 4位 サッカー 5位 剣道
ですが、野球が突出しているようです。この結果を見たところ、サッカー以外は着ているウエアの通気性が悪そうですね~
熱中症は大きく4つに分類され、それぞれの症状と救急処置は下記の通り。
①熱失神→血圧低下、脳血流減少により、めまい、一時的な失神、顔面蒼白が起こる。
救急処置→涼しい場所に運び、衣服をゆるめて寝かせ、水分(イオン飲料、経口補水液)を補給すれば通常は回復する。
②熱けいれん→大量に汗をかき、水だけを補給して血液の塩分(ナトリウム)濃度が低下した時に、足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんが起こる。
救急処置→生理食塩水(0.9%の食塩水)を補給すれば通常は回復する。
③熱疲労→大量に汗をかき、水分の補給が追いつかないと、身体が脱水状態になり、全身倦怠感、悪心・嘔吐、頭痛、集中力や判断力の低下が起こる。
救急処置→涼しい場所に運び、衣服をゆるめて寝かせ、水分を補給すれば通常は回復する。
④熱射病→体温の上昇のため中枢機能に異常をきたした状態。意識障害(応答が鈍い、言動がおかしい、意識がない)がみられたり、ショック状態になる場合もある。
救急処置→すぐに救急車を要請。救急車が来るまでに、直ちに全身に水をかけたり、濡れタオルを当てて身体を冷やす。また、首すじ、脇の下、大腿部の付け根などの大きい血管を水やアイスパックで冷やす。
私が中学、高校時代の部活では、「水を飲んだらバテるから飲むな!」という指導でしたが、今はそんな時代ではありません!しかし、スポーツは「少しでも上手くなりたい」「強くなりたい」という欲求が、無理なトレーニングを引き起こしていまいます。特にランニングやダッシュの繰り返しは熱中症の原因になることが報告されており注意が必要です。実際のところ、暑い中では、トレーニングの効果が上がらず、体力も消耗します。熱中症事故防止とともに、効果的なトレーニングという観点で、水分補給や運動スケジュールを考えるべきですね。
熱中症予防法は下記の通り。
①長時間運動を続けることは避け、こまめに休憩をとる。(目安は30分に1回程度)
②水分補給をきっちりと。汗をたくさんかいたときは、失われた水分とともに塩分(ナトリウム)を補給する。
③暑さに徐々に慣らしていく。急に暑くなったとき、身体が暑さに慣れるまで1週間程度はかかる。
④できるだけ薄着にし、直射日光を避ける。
⑤暑さに弱い人は特に注意。肥満傾向にある人は熱中症事故の7割を占めており注意が必要。
⑥具合が悪くなったら、早めに申告・運動中止。
さらに詳しく知りたい方は、公益財団法人日本体育協会のホームページ「熱中症を防ごう」(←click)をご覧ください。
真夏のスポーツには、イオン飲料、経口補水液、アイシンググッズは必需品ですね!
「備えあれば憂いなし」ですから、準備万端に真夏のスポーツを楽しんでください!