労務管理は会社づくり!
俳優の高倉健さんが亡くなられました。
あれだけの大スターでありながら、寡黙で謙虚なお姿に男として大変尊敬していました。
なかでも、印象に残ったのは、昨秋、文化勲章を受章した際に親授式の後でこう話されました。
「日本人に生まれて、本当によかったと、きょう思いました。今後も、この国に生まれてよかったと思える人物像を演じられるよう、人生を愛する心、感動する心を養い続けたいと思います」
全く畑違いの仕事をしているにもかかわらず、人生に対して勇気をもらったような気がしたのを覚えています。人生の節目にこんな言葉が自然と出てくるような人間になりたいですね。
心よりご冥福をお祈りいたします。
先週末は、広島市内で薬局共創未来研究会「中国地区セミナー」に参加してきました。
演題は、「薬局経営者が陥りやすい労務トラブルと部下のマネジメント」で、講師は特定保険労務士の佐藤広一先生でした。
2時間のセミナーでしたが、先生の興味深いお話であっという間に時間が過ぎてしまい、まだまだ聞き足りない感じでした。聞くところによると6時間の内容を無理矢理2時間に凝縮されたとか。。。
是非、あと2回シリーズぐらいでお話を聞きたいですね~
薬局で起こる3大労務トラブルは、①労働時間の問題 ②年次有給休暇の問題 ③退職時の問題 だそうです。
労務管理の基本中の基本の部分ですが、できていない薬局が多いようです。
この業界は一般企業に比べてトラブルが多い業界で、その原因としては、下記の通り。
①人事労務面の重要性を十分認識していない。
②「薬剤師」という特殊性がある。
③一定の有資格者を雇用しなければならない。
④多くの場合は、女性ばかりの職場である。
⑤戦略的な採用活動をしていない。(欠員補充ばかりではダメ!)
⑤に関しては、私も胸が痛いところがあります。会社にとって大変重要なことなんだけど、緊急性がないと後回しになってしまう。。。皆さんは如何でしょうか??
3年後のビジョンを明確にして、予算を含めた採用計画を立てることが重要だそうです。
ただでさえ難しい薬剤師の採用。もっと具体的な採用計画を立てたいと思います。
最も興味深かったのは、「行動科学マネジメントのすすめ」です。
「人の『行動』自体は本人しか操作できない。
ただ、『きっかけ』と『フィードバック』は周りがコントロールできる。」
これはもっと勉強したいですね~
私は、平素から労務士の先生とよく話をしています。
社員の入退社、産休、育休、時間短縮労働等で相談することが多いのです。
そのついでに就業規則を見直しています。これが非常に大事な時間なんです!
以前に別の労務士の先生のセミナーを受けた時に、「労務士は事後よりも事前に相談した方が力を発揮します。」という話を聞いて以来、事あるごとに相談する経営者にとって心強いパートナーです。
労務士の先生と話していつも出る言葉は、「いかに良い会社をつくるか!」これに尽きます!
労務管理は経営者の人間性が出てしまいます。手抜きすることなくしっかりマネジメントしていきたいと思います。頑張ります!!